「現金ないのか?」in London

キャッシュレスの動きはどうなんだろう?
世界中で急速にキャッシュレス化の動きが・・・・らしい。ホントかなぁ?

個人的な考えでは、世界の主要通貨とされる、米ドル、日本円、ユーロ、英ポンド、人民元の5つの主要通貨の国では特に、ドル、ユーロ、ポンドはキャッシュレス化の流れは緩やかだと思う。

紙幣(通貨)の信頼度が高いから。多分、日本円もこれに入るのだろう。

ごく一例だが、アイスランドのホテルでは、支払いはアイスランド・クローナ(ISK)ではなく、ユーロ、ドル、円で払うことが多い。もちろんカードで。
ISKは以前、通貨危機に陥った。流通する通貨の額も、人口が少ないせいもあるだろうけど、きっと小さい。「弱い通貨」みたいな表現が当てはまるだろう。
この国は、現金を持たずに旅行ができてしまう。トイレのチップさえもカードで払える。経済規模が小さいから、金銭の取引をする当事者とは直接関係しないドルやユーロで決済したりする。これが主要通貨の信頼度だと思う。

つまり、その通貨の紙幣を持っているということは、騙される・損をするという危険が少ないという、暗黙の了解のようなものがある気がする。

偽札が出回る危険と隣り合わせかも知れないが、通貨としての信頼度に自信があるこれらの国々がわざわざその象徴である紙幣の流通量を減らそうと思うのは、やや合点がいかない。
最近、英国では紙幣を紙から強度の高いプラスチック製に切り替えたばかりだし。(欧州の人は、お札をしわくちゃにする人が多い気がする)

とすると、キャッシュレスのインフラを整備しつつ、現金が流通し続けるシステムがこの先しばらく続くのでは?と思えてしまう。

実際、イギリスの町で買い物をしたとき、「カードは使えないよ」と言われた店に何回か遭遇した。

引き続き、調べてみようかな。。