たまにあることだが、日本出国時はお咎めなしだったのに、渡航先でケチがつくことがある。
それは爪切りだった。
没収されて、手元に残ってないから、イメージを思い出すと・・・・
長さは5cmくらい。幅は1cmもないくらい。確か100円ショップで買った。小さくて、ヤスリもついていて。日常用途では心もとないが、旅限定なら、十分役目を果たしそうな。
爪飛び防止のカバーはない。ボールチェーンがあって、キーホルダーに取り付られそうな造りのものだった。切れ味は、まぁ、「100円だから」で許せる範囲。気に入らなきゃ、ヤスリで整えればOK!ってことで、買ったもの。
没収されたのはパリのシャルル・ド・ゴール空港。
いつも通り、保安チェックを何事もなくパスして、搭乗時刻までのんびりと・・・・と思ったら、荷物が脇へ移された。
荷物のところへ行ってみると、係官が「この荷物はあなたの?中身を開けるけど、いい?」
と尋ねてきた。
―どうぞ。(特にやましいことないし。)
取り出されたのが、その爪切り。
「これ、爪切りでしょ。持ち込み禁止。没収。」
―こんな小さいのに?
「刃がついているものだから、小さいかどうかじゃない。ダメ。」
―はぁ。わかりました。。
あっけなく、その場で没収。
爪切りでハイジャックなんかできるか?人類史上の笑い者として名が残るぞ!
実は、旅に出るわずか数日前に買ったばっかりだった。
あぁ、短いつきあいだったな。ミニミニ爪切りよ。。
たかが爪切り。でも、途中で買うのも癪にさわる。
みなさん、ご注意を。
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