初のパリ。やっぱりエッフェル塔は気になる場所。
ホテルにチェックインして、荷物を置いて、すぐに行ってみることにした。
冬のパリ。雪は降ってないけど、しっかり寒い。
ヨーロッパの冬は、あまりいい天気になりにくいようで、その日も時々小雨や小雪がちらつくような天気だった。
近くに行く。近寄ると、「くすんだ10円玉」みたいな色の塗装にやや興ざめ。
見ると、エッフェル塔に続く方向に長蛇の列。多分これかな････
とりあえず行列に並んでみた。長い行列だったが、その先にエレベータが展望台に向けて上がっていくのが見えていた。多分この列に並んでおけば、エレベーターで展望フロアまで行けるんだろう。高をくくっていた。
途中から様子がおかしいことに気づいた。
自分の並んでいる行列とは別に、もっと大勢の人が並ぶ行列が見えた。
あれは何の行列だろう？この列の先はまっすくエレベーターにつながってるんじゃなくて、あの列につながってるのか？だとしたらすごい行列だなぁ。あとどれくらい待たされるのやら････
それが違った。
なんとエッフェル塔、展望台へのルートはエレベーターと階段の２種類あって、自分が並んでいたのは階段の方だった。。
階段は非常階段のような、と言ったら少し語弊はあれど、フェンスで囲まれた、剥き出しの金属製の階段。それをひたすら登っていく。
列に並んでいた他の人たちは、エレベーターじゃなくて階段で登るつもりだったのだろうか？
自分としては予定が狂った。
その日は朝から体調不良で、微熱でもあったんじゃなだろうかと思うような感じだったから、エレベーターじゃなかったことに何とも言えない気持ちで登った。
展望フロアに着く。当然そこは暖房のきいた暖かいところ。
階段で登ってきた身としては少々暑い。
それでも、エッフェル塔へ来た嬉しさはあったし、やや曇った夕方のパリの景色も綺麗だった。
小腹が空いて、カフェでブラウニーとカプチーノを注文。
これがおいしかった。
日本で食べたことのあるものよりだいぶ濃厚な味で、夕方のおやつには少し重めだったのも、今となってはいい思い出。
その後、エッフェル塔に再訪したことがないので、そのときはエレベーターにしよう。。
エッフェル塔を訪れるときは、階段か？エレベーターか？
どっちの列か、ご注意。