身の上話ではありません。旅先での出来事。
まぁ、日本人じゃないから、これから書く内容を、この話の登場人物本人に読まれることはないけど。。
とある北欧の田舎町。レンタカーの手続きのため立ち寄った、空港のカウンターでのやり取り。
「国際免許証とパスポートを」
―はい、免許証とパスポート。
店員に見せたところ、「え?あんた日本人?日本人かぁ~。漢字ってcoolだよな?」と。
外国語の文字をかっこいいと思うのは、人類共通なのかもしれぬ。日本人が日本語でいいものをわざわざカタカナで書きたがるように。あのカタカナ表現、個人的にはかなり苦手。
「オレさ、両肩の後ろに漢字のタトゥー入れてんだよ!」
―へ?漢字のタトゥー?
「見てくれよ!」
もちろん、そこで服を脱ぐわけではなく、スマホを取り出し、肩口のタトゥーが映った写真を見せられた。そこには・・・・
霊感
って、黒で右肩に書いて(彫って?)あった。明朝体系の字体。写真から想像して、1文字が7~8cm角ぐらいの結構大きめ。
―ほぉ~~。
リアクションに困っていると、驚きの質問が。
「あのさ、これ、何て意味?」
意味も知らずに入れたのか?
―ん~とね、スピリチュアルな、幽霊とか、この世の次元を超えた存在を感じる力のこと。
「ふ~ん。。」微妙な表情。自分の語彙力が原因か?意味を知って後悔したか?
「でさ、じゃぁ、こっちは?」
―まだあるの?
「左肩にも入れてあるんだよ!」
その2へ続く・・・・