日産e-Pedal車の後続走行は不安がいっぱい

雨の中、都内の幹線道路を走行中、前方の車がブレーキランプ不点灯のままで急接近してきた。

いつもより強めのブレーキで減速、これといった危険なく停止できた。どうやらその先の車両が脇道へ左折していたためだった。

前を走る車、制動灯の故障か?たまに出くわすが。

自分のすぐ前を走る車は日産のリーフe-Powerのようだ。テレビで見たワンペダル走行の不安がよぎる。この車、アクセルOFFの時、強めに減速しても制動灯は非点灯なんじゃなかろうか?

まさか?と思うと、やはりそのようだ。

さらに前方を行く車両が制動灯を点灯させて減速しているのに、このリーフは点灯しない。それでいて減速し、停止直前になってようやく点灯。停止の直前のほんの数秒前になっての点灯だ。

制動灯はブレーキを踏んでいることを伝える灯火ではない。減速していることを後続車両に伝え、追突事故を未然に防ぐための灯火だ。だから、トラックやバスの排気ブレーキは、最近は排気ブレーキ作動中は連動して制動灯も点灯するようになっているらしい。
確かにマニュアル車のエンジンブレーキも、減速していながら制動灯は点灯しないが、リーフの減速の程度はその比ではない。「ブレーキを踏まなくてもそれと遜色なく減速できる」機能だからだ。

運転している当事者とメーカーは運転の負担軽減と喜んでいるのかもしれないが、これでは後続車両にその負担を転嫁しているだけだ。

コンピュータで計算して、前方車両の制動灯の点灯状況や車間距離も含めて判断して、自車の制動灯を点灯させるくらい、何の造作もないことだろうに、なぜそれができない?
日産のエンジニアにはそんな想像力もないのか?

日産のサイトによれば、一定以上の減速度になれば制動灯の点灯はするようだが、実際問題として、点灯は遅かった。後続車両が危険だと感じるほどに。

追突事故は後続車両の責任割合が高くなるのは想像に難くない。追突車両の運転者の前方不注意を咎められる。誰にでも分かることだ。
であれば、こちらができることは、危険回避のため、日産のe-Power搭載とみられる車両を見つけたら、さらにその前方の車両の挙動を把握しながら、危険回避のため速やかに通常以上の車間距離をとるしかない。
他に有効な危険回避の方法がないのはなんとも苦しい。

困ったものだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA